映画、1日1本言いたい。
6本目。
5本目のイケイケ女警官のオリヴィアウィリアムズ繋がり。邦題「天才マックスの正解」。
99年、ファイトクラブに、マグノリア、マルコビッチの穴などすごい映画を撮る映画監督がにょきにょきと頭角を現してたが、その中にウェスアンダーソンもいたなぁ。
飛び級で進学したが、課外授業に勤しむばかりでまったく勉強ができず、留年しまくりの首皮一つでぶら下がる屁理屈オタクのマックス君と、彼と友情が芽生えたいつものビルマーレイが、同じ女性を愛し血で血を洗わない対決をPOPに描く。
天才マックス君の思考は、もはや情人とは一線を越えており一切共感できない感じがたまらなくおもしろい。なんでそんなことするの!
60年代イギリスPOPの有名曲をあえて外した選曲を登場人物の心情に歌詞を上手く乗せる感じ、シーンに乗せてMTVみたいな感じ、ウェスアンダーソン監督自身のオタク映画好き人生を、好きな映画のオマージュたっぷりなシーンとともに、これが俺の原点じゃ!と見せつけてくれます。
センスとオマージュたっぷりで、サブカル語る前に観るの必須映画。
あまのじゃくなあなたにぴったりの映画です。
見所
・19の課外活動部活の紹介シーン
・ビルマーレイに蜂を仕込むいじめ
・ビルマーレイの復讐